早期に合格する大切さ

★「受かる人は一発で受かる」?
「社会保険労務士試験ってのはね、受かる人は一発で受かる試験なんだよ。」
・・・という人がいる。

この言葉は、この試験の科目である保険や年金に関する法改正や制度改正が、非常に頻繁であることを表している。

改正の頻繁さゆえに、社会保険労務士試験というものは、知識の単純な蓄積が効きにくいのである。

似たような国家試験である行政書士試験の科目「憲法」を例にとって考えてみよう。

憲法というのは、そんなに簡単に改正されるものではないし、新しい判例が出てきても、試験に出そうなものは、それほど多くはない。

だから、憲法の学習については、知識の蓄積が功を奏する。1年の学習より2年3年の学習の方が、知識は厚くなり、内容も濃くなってくる。

民法あたりも、同じである。1年間勉強しただけの人より5年間勉強し続けた人の方が、概ね強い。

しかし、社会保険労務士試験に出てくる健康保険法だの厚生年金保険法だのは、そうはいかない。

こうした社会保険や年金というのは、場合によっては、昨年と全く制度が変わっていることもある。

だから、1年前にどんなにしっかりと勉強した人でも、その知識は既に役に立たなくなっていることが多々ある。

そうした理由で、社会保険労務士試験に求められるものは、じっくりと蓄積された知識というよりは、短期間で大量の情報を覚えきる能力だと言える。

★勉強の効率
「受かる人は一発で受かる」という言葉の根拠は、多分その辺りにある。

一度不合格だった人は、その前に勉強した知識のうち、不要な部分を切り取って忘れ去る手間がかかるから、複数年受験者の勉強効率が悪いことも事実であろう。

とはいえ、全科目について全制度が毎年変わるわけではないから、長期間の勉強が全て無駄というわけではない。

法改正部分をきちんと押さえておけば、昨年からの知識も無駄にはならないはずだ。

尚、一回の試験で受かる人が多いというだけで、2回目3回目の人が受かりにくいということを言っているのではないから、念の為。

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